前回の記事でエディットという言葉が出てきました。
ミックスとは違うの?オートチューンとは違うの?クロちゃんがせいいち先生に聞いてみました。
エディットとは何か
せいいち先生!前回の記事でエディットって言葉が出てきましたけど、エディットって何ですか?
私の認識では音源そのものを加工することだよ。
主なものはピッチの調整とタイミングの調整かな。
主なものはピッチの調整とタイミングの調整かな。
オートチューンもエディットの一種ですか?
オートチューンは少し意味合いが違うかな。
リアルタイムでも動作するからね。
エディットというのはどちらかというと録音後に後処理として行う作業のことだよ。
リアルタイムでも動作するからね。
エディットというのはどちらかというと録音後に後処理として行う作業のことだよ。
ミックスとエディットの関係については前回の記事も参考にどうぞ。
📄 関連記事を参照
第13回|ミックス師に依頼してもうまくいかない理由
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代表的なエディットツール
ピッチとタイミングを直すツールって何を使えばいいんですか?
代表的なものはMelodyne・VocalAlign・Vari Audio・Repitchかな。
CubaseにはVari Audioというエディット機能が標準で入っているよ。
まずはDAWに付属しているもので十分だよ。
CubaseにはVari Audioというエディット機能が標準で入っているよ。
まずはDAWに付属しているもので十分だよ。
📋 エディットツールまとめ
Melodyne:ピッチ・タイミング編集の定番。単体で動作する
VocalAlign:タイミング補正の専門ツール
Vari Audio:CubaseのDAW内蔵エディット機能
Repitch:直感的なピッチ編集ツール
Auto-Tune:リアルタイム動作も可能。エフェクトとしても使われる
難しいのは操作より判断
エディットって難しいですか?
修正の方向性かな。
操作自体は慣れてしまえば簡単なんだけど、どこの何を直すかという判断が難しいよね。
操作自体は慣れてしまえば簡単なんだけど、どこの何を直すかという判断が難しいよね。
せいいち先生はどうやって判断を身につけたんですか?
私は業界で育ってきたからあまり悩んだことがなかったんだよ。
業界ではエディットに指示書があるんだ。
「32小節の3拍目の音がタイミングが遅いのでジャストに修正」というような感じでね。
32小節というのは曲の中の位置、3拍目というのはそのタイミングのことだよ。
これには明確な理由があって、アーティストの持ち味を壊さないためなんだ。
わざと遅い部分やピッチが甘い部分を守ることで、その人らしさが生まれることがある。
業界ではエディットに指示書があるんだ。
「32小節の3拍目の音がタイミングが遅いのでジャストに修正」というような感じでね。
32小節というのは曲の中の位置、3拍目というのはそのタイミングのことだよ。
これには明確な理由があって、アーティストの持ち味を壊さないためなんだ。
わざと遅い部分やピッチが甘い部分を守ることで、その人らしさが生まれることがある。
どこを直してどこを守るかが大事なんですね。
初心者はどこから始めればいいですか?
初心者はどこから始めればいいですか?
まずは自分の歌が「なんとなくよくない」ではなく、「どこがよくないと感じるのか」を明確にすることだね。
自分の歌の評価を言語化する方法はこちらで詳しく解説しています。
📄 関連記事を参照
第12回|歌ってみた上達の近道|孫子に学ぶ録音術
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初心者はここから始める
言語化するのが難しいんですよね〜。
練習方法はありますか?
練習方法はありますか?
少し逆説的なんだけど、歌がおかしいと思ったら修正してみて修正前と聴き比べる方法だね。
修正はなるべく少ない範囲で行う。
そしてどちらがよいか判断して次に進む。
これを繰り返すことで耳が育っていくんだよ。
修正はなるべく少ない範囲で行う。
そしてどちらがよいか判断して次に進む。
これを繰り返すことで耳が育っていくんだよ。
修正前後を聴き比べるんですね。
ABテストみたいな感じですか?
ABテストみたいな感じですか?
そうそう。
①気になる箇所を1か所だけ修正する
②修正前と修正後を聴き比べる
③どちらがよいか判断する
④次の箇所に進む
「なんとなく」をなくすことが判断力の訓練になるんだよ。
①気になる箇所を1か所だけ修正する
②修正前と修正後を聴き比べる
③どちらがよいか判断する
④次の箇所に進む
「なんとなく」をなくすことが判断力の訓練になるんだよ。
💡 初心者のためのエディット練習法
- 気になる箇所を1か所だけ修正する
- 修正前と修正後を聴き比べる
- どちらがよいか判断する
- 次の箇所に進む
「なんとなく」をなくすことが判断力の訓練になる。
迷路にはまったら
エディットでよくある失敗ってありますか?
修正しすぎて迷路にはまること。
これはいまだに私も時々やるよ。
これはいまだに私も時々やるよ。
せいいち先生でも迷路にはまるんですか!
そんな時どうするんですか?
そんな時どうするんですか?
修正をいったんリセットして1からやり直す。
そのためにエディットする前にトラックをセクション単位で細かく刻んでいるよ。
そうすれば迷路にはまっても部分的にリセットできるからね。
そのためにエディットする前にトラックをセクション単位で細かく刻んでいるよ。
そうすれば迷路にはまっても部分的にリセットできるからね。
せいいち先生でも迷路にはまるなら、クロちゃんもはまって当然ですね!
なんか安心しました〜!
なんか安心しました〜!
エディットの技術を磨くよりも、歌の技術を磨いてほしいと思っています。
自分の歌に自信が持てれば、必然的にエディットもうまくなります。
自分の歌に自信が持てれば、必然的にエディットもうまくなります。
ピッチ補正に対する考え方についてはこちらも参考にどうぞ。
📄 関連記事を参照
ピッチ補正の前にやること|あなたの歌が輝く考え方
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✅ この記事のまとめ
- エディットとは録音後に音源そのものを加工すること。主にピッチとタイミングの調整を指す
- オートチューンはリアルタイム動作も可能なため、エディットとは少し意味合いが異なる
- 代表的なツールはMelodyne・VocalAlign・Vari Audio・Repitch。まずはDAWに付属のものから始めれば十分
- 難しいのは操作より判断。どこを直してどこを守るかがエディットの核心
- 練習法は「1か所だけ修正→修正前後を聴き比べ→どちらがよいか判断→次へ」の繰り返し
- 迷路にはまったらリセットして1からやり直す。そのためにトラックをセクション単位で刻んでおく
- エディットの技術より歌の技術を磨く方が先。歌に自信が持てれば、エディットも自然にうまくなる
エディットのことなら、やさしいDTM道場で気軽に相談できます。
どこを直してどこを守るか——一緒に考えます。

