せいいち先生とクロちゃんのDTMを斬る 第2回|DAWは何を選んでもいい。大事なのは使いこなすことだ。

せいいち先生とクロちゃんのDTMを斬る 第2回|DAWは何を選んでもいい。大事なのは使いこなすことだ。

「DAWって種類が多くてどれを選べばいいかわからない…」——初心者が最初につまずくポイントのひとつです。
でも現場歴30年のせいいち先生は言います。「DAWは何を選んでもいい。大事なのは使いこなすことだ」と。
今回はその真意と、それでもCubase Proをおすすめする理由を聞きました。

この記事でわかること
  • DAWの種類と対応OSの違い
  • 「DAWは何を選んでもいい」の本当の意味
  • 初心者がDAWを選ぶときの正しい基準
  • CubaseはAIやElementsではなくProから始めるべき理由

DAWってそもそも何が違うの?

せいいち先生!DAWってたくさん種類がありますよね?
何が違うんですか?
大きく分けると4つの違いがあるよ。
操作感・細かい機能・値段・対応OSだね。
それぞれ役割が違うから、まず表でまとめるね。
DAW名 対応OS 一言特徴
Cubase Pro Windows・Mac 日本での普及率が高く情報が豊富。歌ってみた・作曲・ミックスまで幅広く対応。
Logic Pro Mac専用 Mac使いに根強い人気。Macユーザーの使用者が多く情報も豊富。
Pro Tools Windows・Mac プロのレコーディングスタジオで最も使われている業界標準DAW。
Fender Studio Pro
(旧Studio One)
Windows・Mac Fenderが買収し名称変更。直感的な操作性が人気。
FL Studio Windows・Mac ビートメイク・EDM系に強い。打ち込みがやりやすい。
Ableton Live Windows・Mac ループ・ライブパフォーマンスに強い。世界的に人気。
LogicはMacだけなんですね!
Windowsだとどれを選べばいいんですか?
ぶっちゃけ何を選んでも問題ないよ。
その理由を説明するね。

歌ってみたに必要な機材を知りたい方はこちらも参考にどうぞ。

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第1回|歌ってみたを始めるのに必要な機材って何?
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どれを選んでも目的地にはたどり着ける

えっ、どれでもいいんですか!?
どういうことですか?
車に例えて説明するね。
セダンを選ぶか、ワンボックスを選ぶか、軽を選ぶかは目的によって変わるんだけど、どれを選んでも目的地にはたどり着くよね?
DAWも一緒で、基本性能はどれも同じなんだよ。
なるほど!録音も編集も加工も、どのDAWでもできるってことですね!
じゃあLogicを選んだら歌がうまくなるとか、Cubaseを選んだらミックスがうまくなるとかもないんですか?
そういう概念は存在しないよ。
大事なのはDAWを選ぶことじゃなくて、使いこなすことなんだ。

初心者はこの基準でDAWを選ぼう

どれでもいいとはいっても、最初は何かを選ばないといけませんよね?
何を基準に選べばいいんですか?
初心者のうちはDAWのスペックを見ても判断できないよね?
クロちゃんだったら何を基準に選ぶかな?
うーん…周りの人が使っているものとか、好きなアーティストが使っているものを選びますかね?
そうだね。実は「周りの人が使っている」というのがみそなんだ。
使っている人が多いということは、悩んだ時の解決方法や技ありな使い方などの情報が増える傾向にあるんだよ。
困ったときにネットで検索したら答えが見つかりやすいということだね。
WindowsユーザーならCubase、MacユーザーならLogicを使っている人が多い傾向にあるよ。
実際MacユーザーにLogicが多いのは、Apple製品との親和性が高いからというのも大きいね。
ちなみに私がCubaseを最初に選んだ理由は、圧倒的に使っている人が多かったから。
あとはPro Toolsが高くて買えなかったから(笑)。
今も使い続けているのは手になじんでいるから。
他のDAWをあまり知らないというのもあるけどね(笑)。
正直ですね(笑)!
でもせいいち先生に習うならCubase一択ってことでもありますよね?
そう!Cubaseなら隅々まで教えられるよ(笑)。

DAWを動かすパソコン選びも重要です。こちらも合わせて読んでみてください。

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なぜCubase ProでAIやElementsではダメなのか

Cubaseにも無料版とか安い版とかないんですか?
あるよ。AI・Elements・Artistという下位グレードがあるんだ。
でもこれらは機能制限版なんだよ。
Proは全部入りで、下位グレードでは必要な機能がうまいこと削られているんだ。
じゃあ最初は安い版にして、後から必要になったらProに買い替えればいいですか?
世の中とは逆のことを言うんだけど、それがコストが一番かかる選択なんだよ。
下位グレードを使っていると必要な機能が使えなくて、結局Proに乗り換えることになるんだ。
そのときに価格コスト・学習コスト・制作時間コストが全部二重にかかってしまうんだよ。
最初からProを買う方が結果的に安いってことですね!
でもProって高くないですか?
定価は64,800円だけど、春と秋に大体セールがあって、4万円弱で買えることもあるよ。
1ヶ月無料の体験版もあるから、まず試してみてセールのタイミングで買うのがおすすめだよ。
💡 Cubase Proを最初から買うべき3つのコスト理由

① 価格コスト:セール時4万円弱。下位グレードを買って乗り換えるより安い。
② 学習コスト:一度で済む。下位グレードで覚えた操作をProで学び直す必要がない。
③ 制作時間コスト:便利機能がフルで使えるので制作がスムーズに進む。

💡 今すぐ始めたい人向けのコスパルート

YAMAHA URX22Cを購入すると、Cubase AIが無料で付いてくる。
まずCubase AIで基礎を学びながら操作に慣れる。
本格的に使いこなしたくなったタイミングで1ヶ月無料体験版を試す。
春か秋のセールでCubase Proを4万円弱で購入する。

URX22Cについて詳しく知りたい方はこちらもどうぞ。

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第4回|安いオーディオインターフェースで十分な理由
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✅ この記事のまとめ
  • DAWの違いは操作感・細かい機能・値段・対応OS。基本性能はどれも同じ
  • LogicはMac専用。それ以外はWindows・Mac両対応
  • どのDAWを選んでも目的地にはたどり着ける。大事なのは選ぶことではなく使いこなすこと
  • 初心者は「使っている人が多いもの」を選ぶのが正解。情報が多く困ったときに解決しやすい
  • WindowsユーザーはCubase、MacユーザーはLogicが情報量の面で有利
  • CubaseはAI・Elements・ArtistではなくProから始めるのが結果コスパ最強
  • Cubase Proはセール時4万円弱。春と秋に大体セールがある。1ヶ月無料体験版あり
  • 今すぐ始めたい人はURX22C付属のCubase AIで学習→体験版→セールでPro購入の流れが最もコスパよし

「どのDAWを選べばいいか迷っている」「Cubaseの使い方を教えてほしい」という方は、やさしいDTM道場で気軽に相談できます。

やさしいDTM道場の門をたたく

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この記事を書いた人

せいいち先生
DTMは、まず手順。
センスや感覚は、その後でいい。
1人でも多くの人と、音楽の世界を歩きたい。
わからないことは何でも聞いてください。
現役30年のプロが、あなたに伴走します。

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